十五代園部秀雄の後、十六代園部繁八・朝野(夫妻)、十七代戸谷明子を経て園部正美が十八代を継承して現在に至っています。
直心影流薙刀術の演武を目にして印象に残るのは、攻守兼ね備えた小脇の構え、水車・風車といった車返しの技は、自然現象の中に流れる力の動きをその中に取り入れ、最小の力で相手を制するという華麗にして勇壮な操法であり、それが当流派の特徴です。刃で薙ぎ切り、柄で受け止め、石突きで突くなど、敵の動きに応じ、臨機応変に左右に開きつつ、脛・面・こて・胴・咽喉などを狙います。
直心影流薙刀術を修行している同好の士が集まって「秀徳会」を組織し、北は北海道から南は鹿児島まで、日本国内はもとより、海外にも支部があり、盛んに活動しています。
十六代 園部繁八・朝野
十七代 戸谷明子